こんにちは!コーソルカナダの IIDA です。
カナダ現地で有効な運転免許証の発行申請をするため、Service Ontario(カナダ・オンタリオ州の行政窓口) にやってきたものの、申請が却下に!
今回はその話のつづきです。
申請が却下になり得るポイントとしては、申請時に提出する 問診票の記載内容に問題がある か、視力に問題がある か、のいずれかであると思いますが、私の場合は後者に該当する結果でした。
日本で受ける視力検査として馴染み深いのは、C のような形(ランドルト環と言うそうです)をみて、どの方向に穴があるかを答えるものだと思います。
一方、カナダで受けた視力検査は 映し出される1文字の英数字を答えるもの と、どの方向にライトが点灯しているかを答えるもの があり、これらの検査を二段階連続して合格する必要があるというものでした。
日本を出国する前に、日本の運転免許証を更新するため前述した日本式の視力検査を受けた際は、問題なく合格していました。
しかし、カナダで受けた視力検査では、3 と 8 の違い や F と P の違い のように絶妙に判別しづらいものが出題された記憶です。その結果、基準を満たすことができず、申請が却下される運びとなりました。
この時に Service Ontario(オンタリオ州の行政窓口) の担当の方から提示された選択肢は2つ。
1つは、運転免許証の取得を諦めて Photo Card という身分証を取得する選択肢。もう1つは、メガネやコンタクトレンズを用意して再チャレンジする選択肢 でした。
Photo Card の保持者には自動車の運転資格は付与されませんが、公的な身分証として使用するうえでは何ら不足はありません。

ですが、オンタリオ州では Photo Card を取得する場合、日本の運転免許証と同時に持つことはできないため、日本の運転免許証は没収される ことになる、という話でした。
Web 上の案内をみても下記の通り、たしかに言われた通りのことが書いてあります…。
An Ontario Photo Card and a driver’s licence or a photo ID card from Ontario or another province, state or country cannot be held at the same time. If you have a driver’s licence or a photo ID card from Ontario or any other province, state or country, you must turn in your existing licence or ID when applying for an Ontario Photo Card.
Ontario Photo Card | ontario.ca
没収されたあとにどこかのタイミングで再び取り戻せるかまでは話を聞けなかったのですが、仮に日本の運転免許証の再取得が必要になる場合の時間と労力を考えると、メガネを作って出直すのがベストだと思い、メガネ屋さんを探すところから仕切り直すことにしました。
… というわけでやってきたのは、Eaton Centre(イートンセンター)。
トロントの中心市街地において最大規模のショッピングモールであり、必要なものはだいたいここで揃うので、ここにやってきました。
このモール内に店舗を構える メガネ屋さん で今回お世話になりました。

視力の測定からメガネの発注まで一店舗内で完結でき、私のときは発注から8日後には「完成品が届いたので店舗に取りに来てね」という旨のメールが届いて、再検査に向けての準備は完了。
メガネの受け取りまで順調に進んだものの、「これでダメだったらどうしようか」と若干の不安を抱えつつ、再検査を受けに後日あらためて窓口へ。
メガネ越しに覗き込んだ検査台から 「見える…見えるぞ…!!」 と裸眼との違いを実感しながら、同様の視力検査を受けて、無事に検査をパス。
晴れてようやく運転免許証を取得することができました!
日本と比べたときのカナダの物価は高くなりがちなので、メガネを作ることになった時点でそれなりの出費は覚悟していましたが、総額 25,000 円ほどの出費で済みました。
同じ境遇に陥る人がどれだけいるのかはわかりませんが、
「カナダで新しくメガネを作ることになっても大丈夫!!」
とだけ言い残して やや強引ですが 今回の記事の締めくくりとします。
それでは、また次回の更新でお会いしましょう!
Have a good one! 😀