Canada Day 2025

こんにちは!コーソルカナダの IIDA です。
2025年も早いもので、もう半年が過ぎましたね。

後半初日の7月1日はカナダの建国記念日であり、現地では Canada Day と呼ばれている日です。毎年この日は祝日となっており、全国各地で様々なイベントやお祝いが行われます。

上の画像の赤点は Canada Day に関連するイベントがプロットされたものですが、人口が密集するエリアはそのほとんどが埋め尽くされています。どれほど盛況な祝日であるかが伝わってきますでしょうか。

この Canada Day の雰囲気を少しでも肌感覚で体験したいと思い、オタワ という街に行ってきました。

オタワは私たちの住まいや職場のあるトロントと同じく、オンタリオ州に属する都市のひとつです。

経済規模の大きさや人口の多さから、カナダ最大の経済都市がトロントである一方、オタワはカナダの首都であり、国会議事堂もこの地にあります。

工事中でしたが、国会議事堂の関連建屋

地下鉄などの公共交通機関からのアクセスが特に充実しているビジネス街について言えば、オタワ以外の街とも似たようなものかもしれません。

しかし、そこから少し歩いてビジネス街を外れると、ヨーロッパを彷彿とさせるような石造りの建築物や街並みが広がっていました!

オタワの街並みの様子(中心地周辺のエリア)
オタワの街並みの様子(中心地から少し離れたエリア)

フランス語話者の多いケベック州が隣接する土地柄にあって、首都として英語圏とフランス語圏との中立性を保つ立場にある街ということも関係しているのかもしれません。

オタワはトロントの街並みとも似ているようでまた違った景観の良さがあり、カナダ国内に居続けているにもかかわらず、別の国に来たような錯覚を覚えるほどでした。

オタワ中心地を流れるリドー運河
オタワの飲食店街の様子

そして、Canada Day の当日。カナダカラーの 赤を基調とした服装 やカナダの国旗に描かれている メープルマークのフェイスペインティング で着飾った人々がオタワの街中のあちらこちらに繰り出し、この特別な日を皆さん思い思いに満喫されていました。

Parliament Hill(国会議事堂) 広場前の様子
Canada Day 朝一の式典の様子

トロントに戻る列車の出発時刻の都合により、私はあいにくCanada Day 当日の正午頃にはオタワを後にしましたが、午後からは カナダ空軍の航空ショー音楽ライブ、夜には 大規模な打ち上げ花火 が予定されており、非常に盛り上がったことと思います。

来年以降は、トロントやその他の地域での Canada Day の様子もお届けできればと思います!

・・・・

トロントからオタワへ向かう場合の方法はいくつかあるのですが、今回は VIA Rail という鉄道サービスを利用しました。

VIA Rail はカナダ全土の広域に路線を張り巡らせている鉄道サービスです。

トロントのある東海岸から出発して バンクーバー等のある西海岸まで北米大陸を横断する路線 もあれば、大陸を横断する途中で北に向かって、野生の白熊やオーロラの観測に適したチャーチルという北極海に面した町に向かう路線。それから オタワやモントリオール、ケベックといった都市を経由して 大西洋に面したハリファックスという港町に向かう路線 など、カナダ全土の様々な地域に陸路からアクセスすることが可能です!

路線図からは、トロントとオタワの区間は比較的短い路線に見えますが、片道4時間ほどの道のりでした。

この VIA Rail を取り上げた記事も、いずれまたアップできればと思います~!

…というわけで、今回のブログは以上です。お読みいただきありがとうございました!

Have a good one 😀

難関?! カナダde 運転免許切替 ~後編~

こんにちは!コーソルカナダの IIDA です。

カナダ現地で有効な運転免許証の発行申請をするため、Service Ontario(カナダ・オンタリオ州の行政窓口) にやってきたものの、申請が却下に!

今回はその話のつづきです。

申請が却下になり得るポイントとしては、申請時に提出する 問診票の記載内容に問題がある か、視力に問題がある か、のいずれかであると思いますが、私の場合は後者に該当する結果でした。

日本で受ける視力検査として馴染み深いのは、C のような形(ランドルト環と言うそうです)をみて、どの方向に穴があるかを答えるものだと思います。

一方、カナダで受けた視力検査は 映し出される1文字の英数字を答えるもの と、どの方向にライトが点灯しているかを答えるもの があり、これらの検査を二段階連続して合格する必要があるというものでした。

日本を出国する前に、日本の運転免許証を更新するため前述した日本式の視力検査を受けた際は、問題なく合格していました。

しかし、カナダで受けた視力検査では、3 と 8 の違いF と P の違い のように絶妙に判別しづらいものが出題された記憶です。その結果、基準を満たすことができず、申請が却下される運びとなりました。

この時に Service Ontario(オンタリオ州の行政窓口) の担当の方から提示された選択肢は2つ。

1つは、運転免許証の取得を諦めて Photo Card という身分証を取得する選択肢。もう1つは、メガネやコンタクトレンズを用意して再チャレンジする選択肢 でした。

Photo Card の保持者には自動車の運転資格は付与されませんが、公的な身分証として使用するうえでは何ら不足はありません。

図(引用元):Ontario Photo Card – Service Ontario

ですが、オンタリオ州では Photo Card を取得する場合、日本の運転免許証と同時に持つことはできないため、日本の運転免許証は没収される ことになる、という話でした。

Web 上の案内をみても下記の通り、たしかに言われた通りのことが書いてあります…。

An Ontario Photo Card and a driver’s licence or a photo ID card from Ontario or another province, state or country cannot be held at the same time. If you have a driver’s licence or a photo ID card from Ontario or any other province, state or country, you must turn in your existing licence or ID when applying for an Ontario Photo Card.

Ontario Photo Card | ontario.ca

没収されたあとにどこかのタイミングで再び取り戻せるかまでは話を聞けなかったのですが、仮に日本の運転免許証の再取得が必要になる場合の時間と労力を考えると、メガネを作って出直すのがベストだと思い、メガネ屋さんを探すところから仕切り直すことにしました。

… というわけでやってきたのは、Eaton Centre(イートンセンター)

トロントの中心市街地において最大規模のショッピングモールであり、必要なものはだいたいここで揃うので、ここにやってきました。

このモール内に店舗を構える メガネ屋さん で今回お世話になりました。

視力の測定からメガネの発注まで一店舗内で完結でき、私のときは発注から8日後には「完成品が届いたので店舗に取りに来てね」という旨のメールが届いて、再検査に向けての準備は完了。

メガネの受け取りまで順調に進んだものの、「これでダメだったらどうしようか」と若干の不安を抱えつつ、再検査を受けに後日あらためて窓口へ。

メガネ越しに覗き込んだ検査台から 「見える…見えるぞ…!!」 と裸眼との違いを実感しながら、同様の視力検査を受けて、無事に検査をパス。

晴れてようやく運転免許証を取得することができました!

日本と比べたときのカナダの物価は高くなりがちなので、メガネを作ることになった時点でそれなりの出費は覚悟していましたが、総額 25,000 円ほどの出費で済みました。

同じ境遇に陥る人がどれだけいるのかはわかりませんが、
「カナダで新しくメガネを作ることになっても大丈夫!!」
とだけ言い残して やや強引ですが 今回の記事の締めくくりとします。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう!

Have a good one! 😀

難関?! カナダde 運転免許切替 ~前編~

こんにちは!コーソルカナダの IIDA です。

早いもので、私がカナダに来てから半年ちょっと過ぎましたが、おかげさまで大きなトラブルも無くカナダ暮らしを送れています。

私が着任して間もなくのことなので、やや昔話になりますが、今回はカナダで運転免許の切替を行った時の話です。

カナダは車社会であり、住む地域によっては生活を送るうえで車の運転が必須になりますが、コーソルカナダのオフィスがあるトロントの周辺は地下鉄をはじめとする公共交通機関が発達しており、車の運転ができなくても基本的に困ることありません。

しかし、カナダの運転免許証を取得することで車で移動する選択肢を持ててアクセスできる範囲は広がりますし、パスポートを身分証として携帯する必要が無くなるのは重要なメリットです。

実際、カナダで運転免許証を発行するまではパスポートを身分証明書として携帯するほかありませんが、カナダの現住所が印字されている箇所はないので、カナダ現地に居住していることを証明する書類としては有効ではなかったりします。

そのため、カナダ居住者であることの証明を求められるようなサービス(例:カナダ現地の証券口座の開設)については、現住所を証明できる書類を別途用意しない限り利用できない、といった不便が生じることもあります。

そういった背景も踏まえ、日本の運転免許証を持っているメンバーはコーソルカナダに赴任して間もなく、カナダ現地で有効な運転免許証を取得することになります。

日本の運転免許証を持っている場合、カナダの免許証は、ざっくり以下の2ステップで取得できます。

  1. 運転免許抜粋証明証の取得

日本の総領事館へ出向き、運転免許抜粋証明証という書類を受け取ります。私たちの住まいはトロントにあるので、事前に予約を取り付けてから、在トロント日本国総領事館で受け取ります。

在トロント日本国総領事館のあるビル
  1. 運転免許証の取得

カナダの運転免許証は州ごとに管轄が分かれており、住まいに紐づく州の自治体が発行するかたちになっています。

私たちの職場や住まいのあるトロントはオンタリオ州に属するので、Service Ontario というオンタリオ州の役所に出向いて発行してもらいます。

Service Ontario

発行申請が済んだら、あとは運転免許証が発行されるのを待つだけ。下図のようなデザインで発行されます。

図(引用元):Driver’s licence – Service Ontario

視力検査と問診票の記入を済ませるだけの簡単な申請… のはずでしたが、なんと 申請が却下に!! どうなることやら…。

後編へつづく…。