カナダの紅葉

こんにちは!前々回と前回の記事では夏のオーロラをテーマに取り上げ、カナダの魅力を発信してきました。

冬はスキーやアイススケートが盛んで、春は桜を見ながらのお花見ができるカナダ。寒い季節が苦手な方には、ナイアガラの滝オーロラをはじめとしたカナダの雄大な自然を夏の間に鑑賞するコースもあります。

では、秋はどうでしょう?メープルリーフを国旗に描くカナダの秋も、もちろん魅力満点です!今回の記事では、そんなカナダの秋の魅力をお届けします!

遡ること2025年10月初旬、紅葉の名所があると聞いてケベック州にあるモントランブラン(Mont Tremblant)という土地を訪れました。

私たちの生活圏であるトロントはオンタリオ州に属しており、ケベック州は隣接する州です。

オンタリオ州とケベック州の位置関係

ケベックシティやモントリオールといった都市があることで知られるケベック州は、カナダ最大のメープルシロップの産地でもあります。
(カナダで採れるメープルシロップの約90%はケベック産!)

そんなケベック州の中でも、モントランブランは、ローレンシャン高原とも呼ばれる紅葉の名所として特に人気の高いエリアにあります。カナダ東部で最大規模のスキーリゾート地でもあり、観光客にとっても比較的訪れやすい場所となっています。

トロントからモントランブランへアクセスする場合、モントリオールまで飛行機で移動し、そこからバスを乗り継いで現地へ向かうルートが便利です。

トロントからモントリオールまでの空路は片道1~1.5時間ほどのため、時間的距離にして羽田-福岡間を飛行機で移動する感覚に近いかもしれません。

ピアソン空港(トロント)=> トルドー空港(モントリオール)

そこから先はモントリオールの空港から市街地にあるバスターミナルを経由し、さらに3~4時間ほど陸路を移動した場所にモントランブランはあります。

トルドー空港 => モントリオール市街地のバスターミナル => モントランブラン
モントリオール市街地のバスターミナル
14:30発のバスに乗れば目的地(MONT-TREMBLANT)に辿り着けるとのこと
(英語の案内も整備されています)

モントランブランの紅葉の見頃は例年9月下旬~10月初旬ごろと言われており、紅葉の色づき具合も一週間おきくらいのペースで様変わりするので、現地入りするタイミングの見極めがなかなか難しいところです。

「9月下旬だとちょっと早すぎる」との口コミもいくつか目にしたので10/3~5にかけてモントランブランに滞在する予定を組んでいましたが、10/3にモントリオール市街地に着いた時点では、木々にまだ青葉が残っている状況でした…。

モントリオール市街地のバスターミナル近辺の様子
(10月初旬はまだ青葉が多く残っていました)

「もう少し後ろ倒しの日程で予定を組むべきだったかな…。」と思いながらバスに揺られてモントランブランへ到着するも、周囲に見える木々はやはり青々としている…。

バス停を兼ねたガソリンスタンドで下車
(遠くに見える木々は紅葉とは程遠い色)

宿に着く頃には日が暮れていたので、翌日から散策を開始。

下車したバス停からさらにバスを乗り継いで山道を進むと、モントランブラン・ビレッジというリゾート地があります。標高の上がったこの辺りまで来ると、紅葉がかった木々をそこかしこに見かけるようになります。

モントランブラン・ビレッジの入口付近
モントランブラン・ビレッジ内の広場の様子

せっかくなので、見晴らしのいい場所を目指してさらに山を登っていきます。

山を登っていく道中の紅葉
山頂付近からの紅葉

青葉と紅葉が入り混じった景観ですが、これはこれで綺麗ですね。
ビレッジからの帰り道中に立ち寄った湖畔では、水面に映る紅葉も拝むことができました。

下山中の紅葉
水面に映る紅葉
さらに翌朝、日の出を見ながらの紅葉
鹿も出没!
メープルもとっても綺麗に色付いていました👍

・・・・

いかがでしたでしょうか?

カナダの紅葉は、日本の紅葉とはまた違ったスケール感と色彩の魅力がありました。

今回は少し遠出してきましたが、トロントの周辺でも紅葉の名所はたくさんあります。
今年の秋以降にもいい写真が撮れたら、また共有できればと思います!

それでは、また次回の投稿でお会いしましょう!
Have a good one 😀

夏のオーロラを求めて ~後編~

オーロラを観るため、カナダ極北の地域にあるイエローナイフまで遥々やってきました。
(前編をお読みでない方は こちら からどうぞ!)

空に雲がかかっていないことは、オーロラを観るうえで外すことのできない条件の一つ。
しかし、空を見ると明らかに雲状の物体が覆っている…。


あとになってオーロラ観測ガイドの方から聞いて分かったことですが、イエローナイフの近辺で山火事が発生し、そこから飛んできた灰が空を覆っていたそうです。

いずれにしても、オーロラ観測のガイドの方と合流したのが夜10時頃。
この時点ではまだ灰が空を覆っており、オーロラ観測は絶望的な状況…。

オーロラ観測ツアーはオーロラビレッジと呼ばれる地点に留まって観測するタイプもありますが、私が参加したのはガイドの方の車で移動しながらその日その時の状況に適した地点で観測を試みるタイプ。

この選択が吉と出たのか、スマホに電波が届かなくなるほど人里離れた場所まで車で移動したところでようやく、灰のかかっていない空を拝むことができました…!

あとはオーロラが現れるのを待つだけ。

真夜中に何時間も外でじっとしていると、さすがに肌寒さは感じてきますが、それでも半袖のTシャツにライトダウンジャケットを一枚羽織る程度で無理なく過ごせる気候でした。

真っ暗な空を見上げ続けて夜中の1時を過ぎた頃、灰色がかった筋状の光がいくつか現れ始めました。

最初のうちは自分の眼ではそれと認識できなかったものの、カメラはしっかり捉えていました!

オーロラです!

オーロラの活動レベルにもいくつかの段階があり、活動レベルがある程度強いものでないと、その色彩までを肉眼で捉えることは難しいようです。

たしかにオーロラは出てはいるけれど…。欲を言ってしまえば、ちょっと物足りない気がします。

そして、そこからさらに2時間くらいでしょうか。待った甲斐がありました。
ひとめにそれとはっきり判るオーロラが出現してくれました…!

写真右端よりもさらにずっと長く伸びるオーロラ

カメラのフレームに収めることができないほどに夜空一面を覆いつくす複数のオーロラ…!

横に伸びたあとに旋回するオーロラ

まるで生き物のように躍動的に動きながら、上空に開けたスペースを余すことなく使って現れては消えてを繰り返していくその迫力は息を呑むものがあり、遠路はるばる現地にやってくるだけの十分な価値を感じさせるものでした。

カーテンのように揺らめくオーロラ

湖が凍る冬の時期には観ることのできないダブルオーロラを観るチャンスがあるのも、夏のオーロラ鑑賞の追加特典です。

湖に反射して映るダブルオーロラ
(撮影をしくじっており薄ぼんやりと判りづらいですが…)

イエローナイフには4日間滞在し、そのうちの3夜でオーロラチャレンジを実施しました。

オーロラ爆発と呼ばれる非常に神秘的な現象に立ち会うことまでは叶いませんでしたが、いつかまた機会があれば、カナダでもう一度オーロラチャレンジしてみたいなと思います。

今回の記事を通して、カナダの魅力を少しでもお伝えできたなら幸いです。

それでは、次回の更新でお会いしましょう!

Have a nice one! 😀

夏のオーロラを求めて ~前編~

明けましておめでとうございます。IIDA です。
今年もどうぞよろしくお願いします。

「一年の計は元旦にあり」という諺があるように、年末年始は今年の計画を立てて過ごした方も多いのではないでしょうか。

そのなかで、いずれカナダを訪れてみたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。今回はそんな方へ向けた、カナダの魅力をお伝えする記事です。

今回取り上げるのは、カナダで観ることのできる夏のオーロラです。

こう言うと「オーロラは冬にしか観れないんじゃないの?」と質問をいただきそうですが、条件が揃えば夏にもオーロラを観ることはできます。

専門的なことはその道のプロの解説に譲りますが、大まかには、次の3つの条件が揃えば、オーロラを観測できる確率が高まるそうです。

 ・太陽活動が活発であること
 ・晴れていること(上空を遮る雲が無いこと)
 ・日が沈んでいること(オーロラよりも明るく光るものがないこと)

日没から夜明けまでの時間が比較的長い冬の方がオーロラの観測に有利な側面はありますが、夏にもオーロラを観ることは可能です。

論より証拠!

…というわけで遡ること昨年8月末。カナダのオーロラ観測の名所のひとつ、Yellowknife(イエローナイフ)まで飛んできました。

トロント・ピアソン空港からイエローナイフ空港への移動

イエローナイフはカナダ極北のノースウェスト準州というエリアにある街で、直行便を確保できればトロントからは片道5時間ほどのフライトで行くことができます。

イエローナイフ空港内の様子
はしゃぐ北極熊と突き刺さるアザラシがお出迎え

冬に訪れると極寒のイエローナイフですが、夏は非常に快適に過ごせます。

私が滞在した8月末での日中の外気温は25~30℃前後ほどで、体感気温や湿度も同じ時期のトロントと大差ない印象でした。

滞在先付近でキツネが出没!
見た目は愛らしいですが、狂犬病などのリスクがある可能性もあるため、距離をとって観察しました。

公共交通機関はバスとタクシーがありますが、電車は走っていません。

トロントでは配車アプリがいざという時に使えて便利ですが、イエローナイフではいずれも機能していなかったので、移動面では多少の不便があるかもしれません。

イエローナイフ空港前の様子
(シャトルバス等は見かけなかったものの、タクシーは利用可能)

レンタカーを借りるか、タクシーや徒歩で移動するかたちになると思います。

イエローナイフ空港に着いたのが13時頃で快晴。その日の夜の天気予報も快晴。

オーロラを観る上での天候面での心配はなさそうだと思いながら、夜通しの観測に備えて滞在先で長めの昼寝。

夕方頃に目を覚まして空を見ると、何やら雲状の物体が空を覆っている…。

写真中央辺りの青暗い部分は雲状の物体の切れ間から見える青空
同じく中央辺りにある太陽は異様に赤く光っている…!

絵に描いたような曇天(?)が視界に広がっている一方で、手元のスマホで開いている天気予報のアプリに目をやるとイエローナイフの天気はどうやら快晴らしい…。

予報アプリの不具合なのか、別の要因なのか…。いずれにしてもオーロラは本当に観られるのか?

後編につづく。